旭川じじ・ばばの四季の便り


by tonakaidayori
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ヒグマ談義 2

 道内で、ヒグマやエゾシカが列車に衝突する事故が相次いでいる。また、JR北海道では、線路の保線をするにも、ヒグマの出没により、危険を伴うため、猟師に依頼して保線工員を守ってもらっている。

 私も、音威子府村に住んでいる時、頼まれたことがある。全道一人口の少ない村である。猟をする人も、歯医者さんと、村の助役さんと私の3人しか居ない。
 歯医者さんは高齢、助役は仕事が多忙ということで、私に白羽の矢が回ってきた。
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 ~ 中川町のアンモナイト(ぶんぶく隊長秘蔵) ~

 早朝から出勤である。勿論愛用の猟銃を肩に担いでである。わが村から更に北に向かい中川町との境界である。化石が採集でき有名なところでもある。なるほど現場は、自然の森林に囲まれ、ヒグマの棲む条件にぴったりのところである。左手に高い無名の山、右手に天塩川、その周りに三日月沼、カモなどの水鳥が遊んでいる。、エゾシカや、ヒグマの棲みやすいところでもある。

 私は、猟銃に弾を込め、安全弁をしていつでも発砲できる構えで、見張っている。保線工員は、それぞれ分担した作業をしている。

 昼食をとり午後3時頃まで見張りを続ける。何事もなく平和な1日である。楽といえば楽な仕事であるが、後で思うと、あの時ヒグマがでなくて良かったということである。その日の日当が、1万何がしだったと思う。こういう事が2~3回あった。いいアルバイトをしたものだ。
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  ~ ぶんぶく隊長撮影 エゾシカ ~

 話は戻るが、衝突事故は、クマが19件、前年の6倍、シカは前年の1.3倍で574件を記録。「シカを餌にするクマが列車の犠牲になっている」といえる。

 クマの19件のうち12件は、南富良野町の落合駅、占冠村の占冠駅の周辺など、夕張山地から、日高山脈の石勝線、根室線に集中している。シカも釧路や根室に多いが、石勝線が増えているそうだ。

 このことから、「線路沿いにはねられたシカの死骸があると学んだクマが、列車の犠牲になっている。」といえる。北海道では、日常茶飯である。鉄道だけでなく国道でもシカの残骸を見ることがある。

(2005.12.13 isamu)
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by tonakaidayori | 2005-12-12 18:02 | 動物