≪シマフクロウ≫最後の聖地・・・知床半島
2011年 05月 08日
ここが≪シマフクロウ≫の里。こうした川に夜な夜なオショロコマなどの魚を求めて現れる。
≪シマフクロウ≫は、かっては全道に広く生息していたが、開拓とともに棲む場所を失い、
現在は絶滅の危機にさらされている。ほとんどは知床半島や道東に集中している。
餌となるウグイを捕まえる≪シマフクロウ≫ メスは抱卵中で不在。
一晩に数回現れては、魚を捕食する。秋には遡上する鮭やマスを捕食し海岸では岸によって
来るさまざまな魚を捕る。時にはカエルやネズミ・鳥類まで食べる。
豊かな自然が残る知床は、シマフクロウにとっては、最後の『聖地』でもある。
捕まえた魚は、丸呑みするか、足でシッカリつかみ飛び去りメスやヒナに与える。
昔アイヌ民族は、シマフクロウを『コタンコロカムイ』と敬っていた。村にやってくる『悪魔』を
大きな声で追い払ってくれると信じていた。そう信じてあげたい!!
全道に130羽ほどしかいない貴重なこの鳥がいつまでも残れるように・・・・!!
天然記念物 絶滅危惧ⅠA類(環境省)絶滅危惧種(北海道)
(2011.5.4 isamu)