旭川じじ・ばばの四季の便り


by tonakaidayori
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

<   2005年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

回想 (2) アイヌ犬

 来年の干支は戌であり、沢山の犬を飼育した経験を記してみたい。
 北海道犬(ほっかいどう・いぬ、俗にアイヌ犬と呼ばれている)アイヌの人たちは、セタ(いぬ)と呼んでいた。大きさは、中型で中型犬と呼ばれる。この型の日本犬種は、紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬がいる。

 重猟犬の北海道犬(アイヌ犬)は、天然記念物である。昭和12年12月、実に68年前の指定であり歴史がある。この犬は、ヒグマ猟やエゾシカ猟をさせると、天下一品である。
f0000866_18551843.jpg

 ~ アイヌ犬 旭川嵐山公園内の北邦野草園にて撮影 ~

 私は、1番先に飼育したのがこの北海道犬である。

 尻尾が、巻き尾で凄みのある顔をしている。名前は、「ハク」毛色は赤色。購入したときは、まだ2ヶ月のメスの仔犬である。

 勤めを終えて、よく川原に連れて行き、水に慣らした。またボールを川に投げて、運んでくるように訓練をした。たまにはそのボールをささ薮に投げ探させた。同時に、紙雷管を使い火薬の匂いと、大きな音に慣れる訓練をした。

 水に入りおちたボールをくわえて運ぶのだが、決して泳ぎはうまくない。いわゆる犬掻きである。バタバタ音をたて泳いでボールを運ぶのだが、あたり一面に水しぶきを上げ見ているほうが大変である。メスのほうが、我慢強く最後まで運搬を続けてくれる。オスは飽きて途中で投げ出すことが多いそうだ。
f0000866_18563149.jpg

 ~ 同野草園にて カケス ~

 成犬になると繁殖も手がける。北海道犬は、多くて4~5匹の仔を出産する。洋犬は、7~8匹で多産系である。

 その「ハク」の仔が、後にクマをとる大物の北海道犬になるのである。この二世については、後ほど改めて述べよう。参考までに、ハクは2万円で旭川の犬舎からかった。当時としては高かった。

 北海道犬は、甘えん坊で主人に忠実なところに人気があり、今では愛玩用として、北は北海道から南は九州まで飼育されている。
f0000866_18555421.jpg

 ~ 同じく野草園にて アカゲラ ~
 
(みなさん、よいお年を 2005.12.27 isamu) 
[PR]
by tonakaidayori | 2005-12-27 19:06 | 動物

ヒグマ談義 2

 道内で、ヒグマやエゾシカが列車に衝突する事故が相次いでいる。また、JR北海道では、線路の保線をするにも、ヒグマの出没により、危険を伴うため、猟師に依頼して保線工員を守ってもらっている。

 私も、音威子府村に住んでいる時、頼まれたことがある。全道一人口の少ない村である。猟をする人も、歯医者さんと、村の助役さんと私の3人しか居ない。
 歯医者さんは高齢、助役は仕事が多忙ということで、私に白羽の矢が回ってきた。
f0000866_17562792.jpg

 ~ 中川町のアンモナイト(ぶんぶく隊長秘蔵) ~

 早朝から出勤である。勿論愛用の猟銃を肩に担いでである。わが村から更に北に向かい中川町との境界である。化石が採集でき有名なところでもある。なるほど現場は、自然の森林に囲まれ、ヒグマの棲む条件にぴったりのところである。左手に高い無名の山、右手に天塩川、その周りに三日月沼、カモなどの水鳥が遊んでいる。、エゾシカや、ヒグマの棲みやすいところでもある。

 私は、猟銃に弾を込め、安全弁をしていつでも発砲できる構えで、見張っている。保線工員は、それぞれ分担した作業をしている。

 昼食をとり午後3時頃まで見張りを続ける。何事もなく平和な1日である。楽といえば楽な仕事であるが、後で思うと、あの時ヒグマがでなくて良かったということである。その日の日当が、1万何がしだったと思う。こういう事が2~3回あった。いいアルバイトをしたものだ。
f0000866_17405333.jpg

  ~ ぶんぶく隊長撮影 エゾシカ ~

 話は戻るが、衝突事故は、クマが19件、前年の6倍、シカは前年の1.3倍で574件を記録。「シカを餌にするクマが列車の犠牲になっている」といえる。

 クマの19件のうち12件は、南富良野町の落合駅、占冠村の占冠駅の周辺など、夕張山地から、日高山脈の石勝線、根室線に集中している。シカも釧路や根室に多いが、石勝線が増えているそうだ。

 このことから、「線路沿いにはねられたシカの死骸があると学んだクマが、列車の犠牲になっている。」といえる。北海道では、日常茶飯である。鉄道だけでなく国道でもシカの残骸を見ることがある。

(2005.12.13 isamu)
[PR]
by tonakaidayori | 2005-12-12 18:02 | 動物

ヒグマ談義 1

今年の北海道は、例年になくヒグマの目撃情報が多い。釧路の白糠町と、胆振の穂別町では、ヒグマに襲われる人身事故で三人が死傷している。

 白糠の事故は、キノコ採りの男が襲われ死亡。穂別町の事故もキノコ採りの二人が襲われ重傷を負った。

 今年はドングリやヤマブドウ、コクワなど、冬眠前のヒグマが腹を満たす山の実りが不作に当たっている。春先の開花期の天候が良くなかったみたいだ。そのため餌を求めて人里へ下りてきているという。

f0000866_1036162.jpg

 ~ 熊牧場で撮影のヒグマ ~

 もうかなり昔であるが、夕張岳の裏登山道の入り口付近にオショロコマを釣りに出かけた。車を降りてかなり奥に入り込んだ。出発前に、入念に準備をした。当時狩猟免除を持ち、猟銃の所持許可があったので、五連の散弾銃を持ち出かけた。

 いよいよ釣りが始まるので、用意周到に入川する。勿論、散弾銃を担いでである。いくらも歩かないうちに、川岸の砂地にヒグマの真新しい痕跡を見つける。

 ヒグマに急にあうと、銃を構える暇もないので、右手に釣竿、左手に銃を持ち前に進む。かえってこんな格好では、虻蜂取らずである。新しい大きな足跡が右往・左往している。

 釣りにならないので、その場を立ち去ることが得策である。まさに、二兎を追うもの、一兎も得ずである。魚釣りに熱中しているときは、川ばかりに集中しがちだが、そんな時も周囲の警戒を怠らないようにしたい。

 さて前段の穂別町の事件であるが、一人は銃を持っていたそうだ。ヒグマを見つけて発砲しヒグマに命中していたみたいだ。その手負いのクマに襲われたのである。

 先輩の話では、クマ撃ちをするときは、樹の陰から打たないと、襲われると聞いたことがある。弾が当たっても瞬間的に生きているので襲ってくるみたいだ。

 クマと格闘をしているところに、もう一人の友人がやって来て、腰に下げていた山刀で、クマの心臓を刺したそうだ。それでも二人とも重傷である。コワイ。怖い。

 私も山菜採りや、渓流釣りに出かけるが、腰にはいつも山刀か、鉈(なた)を下げていくことにしている。

(2005.12.10 isamu)
[PR]
by tonakaidayori | 2005-12-10 10:38 | 動物