Sarobetsu Marsh サロベツ湿原
2006年 09月 05日
道北のサロベツ湿原は、釧路湿原などより、高温で雪が多く融雪による水の供給が多く湿原の生態系を維持。面積やく15,000ha・・・いろんな生き物が生息している。哺乳類27種・ 鳥類180種以上・エゾアカガエル・ニホンアマガエル・エゾサンショウウオの両生類3種・シマヘビ・アオダイショウ・コモチカナヘビの爬虫類3種が確認されている。
木道は1周1.1km。ここを歩くと湿地性や高山性の美しい花々を見ることが出来る。中央の建物がビジターセンターである。ここから動植物の情報を得る。
センターにあるコモチカナヘビの標本である。珍しく卵胎生で、氷河期の遺存種とされる。寒い地方に棲むため、卵でなく親と同じ体で生まれる。
木道を10時ころから2周したが、コモチカナヘビに会えず昼食。
午後3時頃から静かに注意深く歩くと、木道の両端にタルキで囲いがある。その上に2cm位の黒い塊がある。
棒で払うとすばやく草の中に隠れる。間違いなくコモチカナヘビの子である。
それから慎重に探して歩く。いるいる・・。タルキの上で日向ぼっこ。5~6cmの個体。
中には尻尾の切れた幼生がいる。親もいたが逃げるのが早く撮れなかった。
(2006.9.2~3 Isamu)