奥山にすむヒメギフチョウ
2007年 05月 20日
山菜の時期なので、BABAちゃんとギョウジャニンニクを採りに山に行った。昔から道内にあるこのギョウジャニンニクは、山菜として重宝がられていた。葉は卵とじ・おしたし・焼き物など、茎は小さく切って醤油漬けなどにする。左端の太い茎、少々赤みを帯びている。
山菜も少々採れたので、広場で一休み。
その時じいちゃんの軍手に黄色いものがヒラヒラ飛んできて、とまる。よく見ると黄色に黒の段だら模様・・・。まさしく「春の女神」ヒメギフチョウ、わざわざ、じいちゃんを頼って擦り寄ってきてくれた。数秒休んで奥山へと消えた。
帰路につくと、道路わきのカタクリ・エゾノリュウキンカなどのそばで華麗な舞をしている。
どこからか飛んできたのか、もう1頭とペアになる。一瞬なのでうまく撮れないが交尾の様子。
オクエゾサイシン(食草)に卵を産み付けていた。
華麗な反面、環境により羽のない羽化不全(奇形)が結構目につく。
それよりも姫さまを見てみよう。吸蜜する植物がカタクリだけと思ったが、実はいろいろの植物から蜜を吸っている。↑はエゾノリュウキンカの蜜を吸っている像。そのほかナニワズなどの蜜も吸う。珍しい光景か???。蜜がなくなると移動する。
飛ぶ瞬間の撮影は難しい。 (2007.5.15 Isamu.)