
~ 名作「氷点」の舞台となった外国樹見本林にある三浦綾子記念館 ~
今回は、神楽にある『外国樹見本林』を散歩することにした。100数十年前に開園したこの場所に、チョウセンカラマツ・ヨーロッパアカマツ・改良ポプラ・・・などが植樹されている。今の時期、積雪が5・6センチで歩きやすく、また動物の足跡も見つけやすくて便利である。

この地に、エゾリスが棲んでいる。歩いていると遭遇することがある。松の枝に止まり、ポーズをとってくれる。10分位あまり動かずに、手を動かしたり辺りをキョロキョロ見ている。その行動が終わると次は移動である。このときはなかなか写真に撮ることは出来ない。すばやいのである。枝から枝に跳びついたり、ジャンプをしたり速い速い!!


地上を歩くときは、足跡が雪の上についているので、割合早く見つけることが出来る。

(2005.11.18 isamu)

~ニホンザリガニ ぶんぶく隊長撮影~
私が風連に住んでいた頃、家の近くで緋鯉や、真鯉を人工池で育てていた人が居た。私もその片隅をかりて、名寄の智恵文沼で釣った緋ブナを何匹か飼育していた。普段緋ブナは、赤いので上から見ると泳いでいる姿が良く見える。釣っては池に放し何回か繰り返した。そんなことを繰り返しているうちに、異変に気が付いた。それはもう何十匹も放したのに、いやに数が少ないのである。
不思議に思い池の持ち主に確かめた。「おじさん、この頃池に放した緋ブナが、だんだん少なくなったんだけど、何か心当たりがないだろうか?。」「うん・・」と考えている。少し間をおいて「ひょっとしたら、ミンクの仕業かもしれない。」との答え、「なるほどそうだったのか。」
ミンクは、1960年代釧路湿原付近で養殖され、そこから逃げ出し野生化したとされる。でもそんなに遠いところから、道北まで移動したのだろうか。
ところで、旭川の拙宅の池にも、ミンクに訪問されたことがある。小さな池に、金魚や鮒を飼育していた。私が庭木の冬囲いをしている時、眼下の池で「バタバタ」騒ぐ水音がするので、のぞいて見ると、なんとそれは黒色をしたミンクである。養殖していたので毛の色は様々である。面白いことにこのミンクなんと色のある色物から捕食する。したがって、赤色からだんだんと黒色へと進む。「ミンクは、好色である。」・・・そのミンクが、岩の間に逃げたので、棒切れで突付いてやった。その後ミンクの姿を見たことがない。

~カワアイサが飛んでいく智恵文沼 ここに緋ブナが棲んでいる~

立冬が過ぎ、冬の使者ハクチョウが今年も旭川永山の新川に数多く飛来して来ました。長旅に疲れたのか、ゆったりと水面に羽を休めたり、水草をついばんでいます。まもなく沢山の水鳥なども大群を組んでやってきます。しかし、今年は大きな不安があります。渡り鳥が持ち込むといわれている鳥インフルエンザです。
東南アジアや中国のみならず、日本やヨーロッパにも感染が拡大し、ロシア、イギリスなどで、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたと報道されています。
この鳥インフルエンザウイルスは、鳥のフンなどを介して人間に感染するとも言われています。更にウイルスが変異して人から人へと感染することも考えられます。こうなると、殆どの人がこの新型ウイルスに免疫を持たないため、世界中に大流行し、恐ろしい事態になりかねません。飛来した渡り鳥を観るときも、これまでのようにはいかないでしょう。

餌を直接、手で与えたり、触ったりすることは、とても危険です。ここ新川でも何人かの一般人が、餌を与えておりますがとても気になります。
私も今年は、インフルエンザの予防接種を受けようと思います。鳥インフルエンザの予防薬品は有るのだろうか、有れば在庫は、大丈夫だろうかネェ!!
~大雪山を望む~

自然の動物たちも、冬支度に余念がない。
私は、友人と何回か渓流釣りに出かける。魚種は山女魚である。この魚は、冬に向かうこの時期、ちょっと深みに集まるみたいで、あまり歩かないで同じ場所で沢山の釣果がある。
三日ほど前には、二人で何百もの山女魚を釣り上げた穴場でもある。
その日は、今までになく朝早くに、自宅を出発してその穴場に向かう。道北の歌登である。途中はまだ陽が昇らず薄暗い。時々キタキツネや、エゾクロテンに会う。

6時過ぎに現地に到着し、身支度をして、釣りの準備にはいる。今日は対岸をねらう。
「おや、山女魚の姿が見えない。」 勿論ひきもない。
上から見ると、普段は、数匹の魚影が見られるが、今朝は違う。全く魚の姿が見えないのである。それでも10分ほど釣ってようやく1匹である。

そろそろ場所を変えようかと思っていると、急に「バシャ、バシャ」と向こう岸近くで、水中に飛び込んできたものがいる。瞬間的に見ると大きな茶色の蛇が、鎌首をもたげて泳いでいるようだ。落ち着いてよくよく見ると水鳥のカワアイサである。
魚を獲るために水中に飛び込んだのである。

釣れないので竿を納め場所の移動であるが、この時、頭の上を二羽のカワアイサが、川上に向かって飛んでいった。車中山女魚のいなくなった理由を、あれこれ考えた。
いつもより時間が早いので、水温が低くて、山女魚が活動をしていないのだろうと二人で話し合った。しかし、場所をかえてみると、あまり時間も変わらないのに、沢山の山女魚が澄み切った水のなかを泳ぎ回っている。結果は、大漁である。

帰りにもう一度、今朝ほどの穴場に戻り、釣ってみたが釣果はゼロである。 あんなに沢山いた山女魚が全くいなくなった。一体どこへ消えたのだろう。
よく見ると前回なかったカワアイサの白いフンが、岩場のあちこちにあった。
二人の結論は、2,3日行かない間に、カワアイサの餌場になり、食べられたり、逃げ隠れをしたのだということでした。 『ああァ、ビックリ!』
(2005年10月27日作成 isamu)
発信者は「じいちゃん先生」です。
じいちゃん先生は、生き物探しの大好きなむすこ、「ぶんぶく探検隊隊長」にさそわれてその気になり、「いっちょーやってみるか」というわけで、このトナカイだよりができました。
じいちゃん先生は74歳、小学校の先生でした。ふだんは子どもたちと駆けずり回り、お休みの日は鉄砲をしょって原生林に入っていったものです。
退職してからも、「木馬塾」という工房を作って、木工細工を教えていました。
いまはのんびり、ばあちゃんと旭川で暮らしています。
最近はまっているのがデジタルカメラ。イオスキスを買って、いろんなものを撮って楽しんでいます。
じいちゃん先生の記事を管理しているのは、わたくし、嫁のぽんぽこです。コメントはじいちゃん先生が書いてくれると思うので、どうぞよろしくお願いします。
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